第154回簿記検定が終了しました\(^o^)/
筆者は、昨年12月から勉強を開始したのですが、簿記の要「仕訳」でつまづきまくり(^^;)…検定本番までジタバタしまくっていました。
でも大丈夫!
という声を信じて、簿記3級合格を祈願して、簿記3級攻略のポイントと大切な試験の相棒「電卓」についてまとめてみました!
※2020年12月からネット試験開始!詳細は商工会議所HPを参照ください。
この記事を読んでいただきたい方
1.簿記3級攻略のポイントを知りたい方
2.簿記検定申し込み後から勉強をはじめた方
3.簿記検定の相棒「電卓」について気になっている方
【簿記3級】正しい勉強法・攻略のポイントとは
簿記検定試験は「2月・6月・11月」の年間3回のチャンスがあり、毎年6万人以上の方が受験する大人気検定試験です。合格者の年齢層も高校生からシニア層まで幅広く、身近に合格者がおられる方もいらっしゃると思います。
「簿記3級なら独学で大丈夫」という意見も多数、資格試験の中では簡単な部類に入るというイメージが少なからずあります。
簿記3級の合格率は45%前後
試験時間「2時間」合格ライン「70点」の簿記3級試験ですが、筆者の受験した第154回2020/2/23実施)を例にすると、実受験者約7.6万人のうち合格者は3万7,744人で合格率は49.1%でした。
受験者の半分以上が落ちるのです(>_<)→当日、会場に行き、試験に挑んだ人の結果です。
毎回、申し込み者の約2割が受験を辞退していることも簿記試験の特徴です。
申し込んだものの、勉強の時間が十分に取れなかった、検定料も安い(2850円)し、今回は見送ろう…こうなる気持ち、わかる気がします…
簿記3級の要は「仕訳」にあり
攻略ポイントは、独学か通信講座か通学かという勉強方法の問題ではありません。
「簿記3級は簡単」という思い込みと実際に学習する「簿記の要:仕訳」という新しい知識とのギャップをどう克服するかという、簿記勉強に対する心得にあります!
「簡単」だから、短期間の暗記で合格できるというわけではないということに、がっかりしない!「仕訳」わからん(>_<)、難しい(?_?)、となってもあきらめないでください!
逆に「仕訳」がわかれば、合格は目前です\(^^)/
簿記のゴールは「決算書」の作成
おこづかい帳や家計簿は、収入と支出を1項目ごとに集計する「単式簿記」ですが、簿記3級で学ぶ「商業簿記」は、会社のお金やものの出入りを取引ごとに「原因」と「結果」の2つの側面から記録する「複式簿記」になります。
会社が年度末に発表する「決算書」を作成するための1年間の取引を記録する方法が簿記となります。現時点の会社の資産状況をあきらかにしたものが「貸借対照表」、そして1年間のお金の流れをあきらかにしたものが「損益計算書」です。
簿記がわかれば会社が見える!そう考えると「株式投資」にも「就職や転職」にも役立つ知識なのだとあらためてワクワクしてきますね!
決算書から仕訳のルールを覚えよう
決算書=「貸借対照表」と「損益計算書」を作成するために、「資産・負債・純資産・費用・収益」という5つの項目をさらに勘定科目ごとに分類して記帳していくのが「仕訳」です。
仕訳のルール① 左「借方:かりかた」と右「貸方:かしかた」に分けて記帳します。
「現金」「売掛金」「買掛金」「車両運搬具」等々の各勘定項目を、借方(左)と貸方(右)のどちらに分類するかで、なんちきは長らく混乱の中におりました(*_*)
仕訳のルール② 簿記のゴール「決算書」から「仕訳」のルールを覚えましょう!
最終ゴールである「貸借対照表:資産/負債・純資産」「損益計算書:費用/収益」それぞれ下図を元に、例えば・・・資産「現金」が増えたら「借方」に仕訳する!という具合に対応させて、頭を整理することで、「仕訳」攻略の光、さしてきませんか^^?
上記「簿記の世界の全体像」について、大変わかりやすくまとめてくださっているサイト「はじめてでもわかる!経理の仕事~仕訳を制する者が簿記を制する~経理実務の学校」
図解が素晴らしくわかりやすいので、是非チェックしてみてください\(^^)/
そして、試験時間内に問題を解くためには「仕訳の繰り返し練習」以外に近道なし!と観念しております^^;
仕訳の繰り返し練習には、いつでもどこでもすきま時間に勉強できる「スマホアプリ」を利用しましょう!
おすすめは、パブロフ簿記のアプリ「パブ簿記lite」♪ 無料版でも十分、基礎の繰り返しは可能です!
【簿記検定】電卓を味方にしよう♪
仕訳を正しく行うと、左:借方と右:貸方は必ず同じ数字が並びます。
この左右が必ず一致するという点が、ドイツの文豪ゲーテが作品の中で「複式簿記」を「人間の精神が産んだ最高の発明の一つ」と称賛しているゆえんです。
簿記って美しい✨簿記って楽しい(^^♪と、初学者として感じておられる方は、合格への道をまっすぐにすすんでおられますので自信をもってください(^^♪
なんちきは、仕訳の理解に苦労しつつも、クレアールの丁寧な講義に導かれて、学習も終盤、決算前の試算表作成に突入!
いよいよ「電卓」の本格登場♪となってから再び・・・つまづいてしまいました(>_<)
理由は、「電卓の押し間違い=計算間違い」です(T_T)
簿記検定に使用できる電卓の基準
計算器具(そろばん、電卓)を使用しても構いません。ただし、電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限り、例えば、以下の機能があるものは持ち込みできません。・印刷(出力)機能・メロディー(音の出る)機能・プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)・辞書機能(文字入力を含む)(注)ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)
簿記 商工会議所の検定試験サイトより
印刷機能や音の出るもの、関数電卓等の多機能の物は不可ということで、もちろんスマホの電卓もダメです^^;
おすすめの電卓は以下のポイントを押さえたものになります!
①12桁であること
②GT機能やM±機能があること
③卓上で安定する大きさのものであること
なんちきは、簿記検定受験を思い立って、自宅にある8桁の電卓のソーラー電池も切れかけていることだしと、簿記検定・電卓検索でヒットしたSHARPの電卓を送料込みで2000円以下で購入!
そして、何の疑いもなく「右手の人指し指1本」で操作しておりました…
ところが、当たり前ですが仕訳の問題の桁数は十万、百万単位で、1円単位で複雑な数字ではありませんが「0」が4つ、5つと並ぶ数字を10列、20列と足し算していくことになります。
指1本では手数がものすごく増え、そして打ち間違いを連発する事態で、何度やっても合計が合わない(*_*)
なんでなの~( ゚Д゚)・・・と、仕訳の先にあらたな敵を見た気持ちになったのでした。
そこで電卓について、あらためて検討!
結論:電卓は悪くない、使い方に問題あり!と思い至ったのでした^^
電卓を扱うのは右手・左手どちらが良いか
右手でも左手でも、使いやすい方で良いという意見が主ですが、これまで電卓に親しんでおらず、今から練習の時間が取れるなら「左手」の使用をおすすめしたいです!
「電卓は左手」おすすめポイント
①右手が利き手の場合、筆記具を持ちかえる必要がない
②答えを出す「=」消す「C」キーを人指し指や親指で力強く押せる
③かっこいい^^&脳トレになる
電卓は3~5本の指を使ってブラインドタッチを目指す!
<練習手順> まず、手首を空中に浮かせずに卓上に設置させ安定させます!
1.赤〇で印をつけた「5」のキーは凸面になっており、中指は常に「5」に置きます。
2.オレンジで囲った数字キーを各指で操作します。例えば「7・4・1・0」は薬指担当になります。普段単独で使う機会の少ない薬指・・・これは慣れが必要です^^;
3.「+」「=」等の符号は人差し指または親指を使用します。
4.なるべく電卓を見ずにブラインドタッチで操作します。
ブラインドタッチの練習には、ピアノの練習曲「ハノン」にならって「電卓ハノン」がおすすめです^^
「1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=55」など優しい数字から、なるべくキーを見ずに打つ練習をします。必ずしも早く打つ必要はなく「一定のリズムで正確に」打つことがポイントです。
なんちきは、机の前に張り出して、集中力が途切れた時、いまいち気分が乗らない時、勉強開始のウォーミングアップに、毎日5分~10分練習を開始しました\(^^)/
まとめ*簿記3級は仕訳が9割*
仕訳で苦戦し、電卓の打ち間違いで新たな自分という敵に会い、私はやっぱり簿記に向いてない?センスない?と落ち込んでおりましたが、簿記にセンスは関係ありません!
「簿記は仕訳を正しく理解すれば必ずわかる」人類の発明です。
そして、電卓は簿記検定に欠かせない相棒であり、残り数点に泣く計算ミスをなくせるように、電卓を味方にすればプラス5点、10点と自分を助けてくれる心強い味方です!
今何行目?と打ったと混乱(*_*)する私のような方のために、回数を数える「カウンター機能」付きの電卓もおすすめです^^
合格目指してがんばりましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆
☆追記:2020年中に簿記2級取得できました☆