人生応援

【文章】を書くこと、書けないことの悩みに応える「生き方の書」

 

なんちき
なんちき
本が好き!読むのも書くのも好きです!

 

自分の好きを活かせることに挑戦しよう!

2019年秋に当ブログを開設して半年が経過しました!

「書くの楽しい!」と難しいことは考えずに、100記事まで駆け抜けるつもりだったのですが・・・

ブロガー論
ブロガー論
キーワードが大事!読者を想定!読者の悩みを解決する文章を書くべし!

 

自分の好きなことを好きに書くのは「日記」

このままではダメだ(>_<)

でも、心が動かないと書けない…と悩み、書く手が止まっておりました。

 

そんな時に、雑記ブロガーの憧れ✨ヒトデ@ブロガー(@hitodeblog)さんから、

【読むだけで人生にプラスになる】おすすめ本が紹介されました。

おすすめ本5選にプラスアルファする本として

「文章を書くのが好きな人に読んでほしい!僕はかなりグッとと来ました!雑記ブロガーさんに特におすすめ!の本」と紹介されたのが、

読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな読書術

でした!

上記はAmazonリンクになっております。

290レビューを集める人気書籍であると同時に、賛否が大きく分かれているのも、本書の大事な特徴です。

読んだ人の魂を揺さぶった証拠

著者は元電通で24年間コピーライターをされていた、田中泰延さん。

経歴だけに注目して、

「わかりやすい文章を書くテクニック」をサクッと学べるビジネス書を期待するなら、完全に裏切られた気持ちになるでしょう。

本書は、ハウツー本の真逆

なぜ書くのか?

書くこと・書く人への愛ある「生き方の書」なのです!

なおかつ、大きなフォント読ませるおもしろさ満点

読みたい人も書きたい人も満足させる稀有な本✨

SNSでもブログでも、日々「書く人」ならば、読まなくちゃもったいない!

心に響くポイントをご紹介します♪

 

「読みたいことを、書けばいい。」理由

序章
なんのために書いたのか
書いたのに読んでもらえないあなたへ
第1章
なにを書くのか
ブログやSNSで書いているあなたへ
第2章
だれに書くのか
「読者を想定」しているあなたへ
第3章
どう書くのか
「つまらない人間」のあなたへ
第4章
なぜ書くのか
生き方を変えたいあなたへ
おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。

 

→ 「あなた」は全部、私だ(*_*)

序章からおわりまで

「書きたいのに書けない」人の悩みに応える構成になっています。

そのうえで・・・

冒頭から「あなたはゴリラですか」という文章からはじまってびっくり(*_*)

著者自身が、「自分が読みたいと思ったことを書けば、自分が楽しい」という原理に気づいた問いかけだそうです(^^)

ともかく、日本語をうまく書く「文章術」を語る本ではないということをきっぱりと表現する完璧な書き出しです。

特に心をつかまれたポイントは・・・

「対象に愛を込めて全力で書いてきた」から

著者:田中泰延さんを、本書を手に取るまで存じ上げませんでした。

 わたしは、人気ライターでも有名コラムニストでもない。
しかし、田中泰延名義で書いた記事は、「街角のクリエイティブ」上だけで累計330万レビューを数える。その他の媒体に寄稿したものも合わせると、2019年現在で軽く500万PVは超える。記事中や、プロフィール欄では顔写真も掲載されている。

なのに、わたしをだれも知らない。

・・・中略・・・

お金が見当たらない。まさかこんなに読まれるとは思っていなかったので、タダもしくは、とっても安い原稿料で書いてしまった。これが、なぜかコンテンツが無料で手に入る21世紀の現実だ。

・・・そんな私が、web上で書いたものをいくつか挙げていこう。
タダで読めます。
なんでやねん。

付録1 田中泰延が書いた記事10選 より

 

著者自身が、世に知られていないことを自覚しておられ、代表的な執筆記事をQRコードで読むことができるように、自己紹介されています。

映画にも音楽にも興味の向くままに心広げることなく生きてきたことが残念で仕方がなくなる記事の数々。

あーめちゃくちゃもったいないことしてた(>_<)!

特に、感銘を受けた記事がコチラ♪

 

この度、生まれて初めて、ベートーベン交響曲第9番「歓喜の歌」含む75分間聴かせていただきました♪

また、本書には、出版のきっかけとなった、編集者:今野良介さんによる、著者への熱のこもったメールが全文掲載されており、これがまたステキなんです✨

ここから「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい」を原点として、

ハウツーではない「読者としての文章術」が展開されていきます。

ネットで読まれている文章の9割は「随筆」だから

筆者による定義

随筆とは・・・
「事象と心象が交わるところに生まれる文章」である。

 事象とはすなわち、見聞きしたことや、知ったことだ。世の中のあらゆるモノ、コト、ヒトは「事象」である。それに触れて心が動き、書きたくなる気持ちが生まれる、それが「心象」である。

その2つがそろってはじめて「随筆」が書かれる。人間は、事象を見聞きして、それに対して考えたことを書きたいし、また読みたいのである

第1章 ブログやSNSで書いているあなたへ より

 

やはり、読みたいことを書く他ない!

「読者としての文書術」で人生を変えてきたから

本書内には「うっかり」実用的なことを書いてしまった・・・という独特の言い回しで、「文章術コラム」として、人生を変えてきた著者のノウハウが紹介されています。

人生を変える文書術コラム

✔広告の書き方
✔履歴書の書き方
✔書くために読むといい本

Amazonの低評価レビューでは、著者ならではの「履歴書の書き方」指南について、気分を害した様子の書き込みがみられます。

著者20代の頃の履歴書をエピソードを交えて例に出されているのですが、それを「電通に合格した自慢」などと憤慨していてはもったいない!!

履歴書で伝えるべきことの本質が学べる✨かなりお得な本書おすすめポイントです!

また、「本を読むことはあらゆる文章に活かせる」として、「文書術」などのビジネス本、実用書ではなく、歴史を生き抜いている古典や随筆、エッセイ等が、おすすめの本として紹介されています。

大学時代から約6000冊を乱読してきた著者の本棚を知ることができる!

【文章】を「書くことは、生き方の問題」である

✔自分のために、書けばいい。読みたいことを、書けばいい。

 だれかが言った。書くことは人間最後の職業だと。死刑囚だって獄中で原稿を書いて本を出す。

人間はだれしも孤独だ。書くことは孤独と向き合うための「手なぐさみ」なのかもしれない。孤独の本質とは、ひとりであるということだ。なぜひとりで生まれ、なぜひとりで死ななくてはならないか、だれも答えられない。だが、その孤独の中でしか知りえないことがある。

その人の純粋なところ、美しいところ、正しいところ、優しいところ、そして寂しいところというのは、その人と会って向かい合っているときではなく、離れたあと、ひとりのときにふと思い起され、伝わり、感じるものである。

・・・中略・・・

自分が読みたくて、自分のために調べる。それを書き記すことが人生をおもしろくしてくれるし、自分の思い込みから解放してくれる
何も知らずに生まれてきた中で、わかる、学ぶということ以上の幸せなんてないと、わたしは思う。

第4章:生き方を変えたいあなたへ/なぜ書くのか/書くことは生き方の問題であるより

 

ヒトデさんの紹介を動画を見たその日に、すぐ手に入れて一気読み。

「書くことは生き方の問題である」、その愛ある文章に心が震えました。

 

賛否があるのは心を揺さぶった証拠。

 

否定的レビューで読む価値なし!と判断しないで、一人でも多くの方に手に取ってほしい!

 

なんちき
なんちき
読みたいことを、書いてみました!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆