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【しなやかマインドセット】新しい経験・学びを喜びに変える!

先日、中途採用の最終面接に行ってまいりました。

なんちき
なんちき
「よく見せよう」という浅はかさはすぐにバレます(..)

柔軟な働き方を提案されている職場。

正直、とっかかりは「半年で退職」という残念な直近経歴を踏まえて、家庭と両立できる「働き方」を探して出会った求人でした。

さすが、労働条件ありきで来た人材とのミスマッチをなくすための採用ハードルがきちんと設けられている職場でありました。

面談前の事前学習、自分を問い直す機会を繰り返し与えていただきました。

最終面談では、「自己紹介」を通して、自分はどういう人間かを見つめなおす時間になりました。

なんちき
なんちき
ガッチガチの「硬直マインドセット」であることがあきらかとなりました(-"-)

面談を振り返りながら思い出した本がありました。

『マインドセット「やればできる!」の研究』です。

 

なんちき
なんちき
一度読んで「なるほど!」と思っただけではアカンよね。

自己啓発本、ビジネス書のたぐいは、「なるほど、いいね!」で一時的に元気になるカンフル剤的なもので終わりがち。

心が動かされた後、自分の行動につなげていってなんぼです。

あらためて読み直してみて、心が動かされたポイント

●硬直マインドセットあるある

●しなやかマインドを育てるヒント

について、お伝えしていきます!

【しなやかマインド】「やればできる!」と信じて行動

なんちき
なんちき
信じるものは救われる!「できる!できる!できる!」と唱えることではございません(・・;)

「やればできる!」その心は…

 

書籍を購入しようかな?と考えた時、私は「Amazonレビュー」を参考にします。

Amazonレビューは「さくら」が指摘されていることもあり、いい評価よりも悪い評価が気になってしまいます。

本書は2016年出版後、約800レビュー平均☆4.4と高評価なのですが、現時点でトップレビュー(参考になった数が一番多い)は☆2(-_-)

☆2レビュー
☆2レビュー
ひたすら同じことを述べてるだけ!著者のマインドセットが硬直している!

というもので、残念な印象を持つ方もいると思います。が…、

本書の価値をきっぱりと明らかにしてくれているレビューがコチラ

何をする為にこの本を読むかで評価が分かれる本と思います。

著者の方は、マインドセットについて研究をされており大きく分けた2つのマインドセット(硬直マインドセットとしなやかなマインドセット)の行動によって同じ問題が生じても解決方法が異なる事を伝えています

レビューの方の中には【内容が偏見で著者が硬直マインドセットである】とおっしゃりますが、大切な事は著者の批判をするのではなく、「しなやかなマインドセットを明日からの自分が実行したら、いったい何が変わるのか?」を読んだ私達が行う事です。

ある問題や解決が困難な事が起きたときに「硬直マインドセットならこう考えるがしなやかなマインドセットならどう考える?」と使う事がこの本の正しい使い方と考えます。

私は、毎日の判断をした事を手帳にメモをしており、一日の最後にその判断がしなやかなマインドセットだったかを確認する事で人生を大きく変えることができた一人です。

レビューだけに頼らず「自分のマインドセットはどうしたらいいのか?」を解決するためにこの本を買って正解でした。大変感謝します。

Amazonレビューより

なんちき
なんちき
大切なのは「しなやかマインドセットを明日から自分が実行したら、いったい何が起こるのか」を私たちが行うこと!

本書は、発明家、芸術家、スポーツ選手、経営者といった、著名人を中心に、硬直マインドとしなやかマインドによる行動の違いがもたらした実例がこれでもかという数、紹介されています。

発達心理学の研究者ならではの実証に基づいて作られた本。

ただ読むだけでは、「しなやかマインドセットがいいんでしょ。それはもうわかった!」となりやすいんです。

わかったならやってみる。

「やればできる!」

本書を活かすも殺すも(つい先日まで殺してました(・・;))これにつきます。

硬直マインドセットあるある

なんちき
なんちき
「硬直マインドセットあるある」いってみましょう!

【硬直マインドセットあるある】

●人間として優れていることを証明したい

●有能さを示すことに心を奪われている

●認められるかどうかいつもびくびくしている

●間違えたり失敗したりすることにひどく臆病になる

●一つの失敗を「私は失敗者」というアイデンティティにする

まさに、最終面接前の自分の心境にぜーんぶ!当てはまっていてびっくりです(>_<)

なぜ、このようなマインドに陥ってしまうのか?それは・・・

硬直マインドセット(fixed mindset)

『人間の知的能力や人間的資質は変化せず固定的なものであるという信念』が出発点だからです。

努力は裏切らない…と思いたいけど、努力も才能なんて研究もあって…と結局うじうじと行動しない理由を探しがち。

「自分が賢いと感じるとき」の硬直マインドセットあるある

●ひとつも間違えずにできた時

●何かをすばやく完璧にこなした時

●人にはできないことが自分には簡単にできる時

特別であることを証明したい、成功するのは固定的な能力が人より優れている証拠だと思い込んでしまうんです。

1回のテストで現在と将来の基本的な知的能力がわかる、自分の価値が決まってしまうと、失敗を恐れて、恥をかくんじゃないかと、努力を嫌うようになる(努力しなければできないことを認められない)…。

なんちき
なんちき
苦しくて、いいこと全然ないやん(-"-)

冷静に読んでみると、硬直マインドセットにいいことないなと、才能があるかどうかは置いといて、行動しない理由にするのはもったいないよな、とわかるんです。

・・・が、これは中高年あるあるでしょうか・・・

この年になってこんなこともできないの?

その経験年数で、そんなことも知らないの?

と、「知らない」「わからない」が恥ずかしい。

できるように見せたい、見せねば…と勝手に取り繕いたくなっちゃうのですよ(情けないけど)。

硬直マインドセットは、誰でも持ってる「あるある」

なので、なんか調子悪いな~、うまくいかないな。という時に、自分の行動、言動を振り返って、硬直マインドになっていたら修正する、修正できる、という自己洞察が大切だと思います。

【しなやかマインド】を育てるヒント

なんちき
なんちき
しなやかマインドセットは子育て(人育て)に一番大切かもしれません。

しなやかマインドセット(growth mindset)とは…

『人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念』です。

能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人(硬直マインドセット)の場合は、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられず、たえず自分が他人からどう評価されるのかを気にしています。

それに対して、知能は伸ばそうと思えば伸ばせる、人間の基本的特性も変えようと思えば変えられると思えるのが、しなやかマインドセット。

しなやかマインドセットを育てるヒント

●新しいことを学べたら成功と考える

●たとえ不本意でも現時点をありのままに受け入れて自分を向上させることに関心をむける

●まだ知らないから、それを教わるために学ぼうと考える

●自分の脳は自分で作っていくものと考える

●失敗は教訓を得るチャンス!今日はどんなことを学んだ?と問い直す

なんちき
なんちき
新しい経験、学べることは喜びです(^^)

ほめて育てる

『ほめ方・しかり方』は子育てにおいて重要なテーマ。

本書では、ほめ方が硬直マインドセットでないかに注意すべしということが事例を通してあきらかにされています。

能力をほめると知能が下がり、努力をほめると知能が上がる

「頭がいいね」

「才能があるね」

という風に、子どもの能力をほめて「頭が良い」枠に当てはめてしまうと、子どもたちは、

「間違えるのは恥ずかしい」

「頭が良いと言われたい」

という思考になり、結果、より難しい問題に挑戦しなくなり、ほめられるためにウソをつくようになるそうです。

能力を固定的に見てしまうため、憧れの人物(今だったらヤンキースの大谷翔平くんとか)は、元々のスペックが良すぎ!努力も才能!と簡単に、自分とは別にみて、その陰にとてつもない努力があることを知ろうとせず、努力をしない言い訳にしてしまう。

努力しない病

…硬直マインドセットの生徒にとって、思春期は自分の優劣が決まってしまう審判のときだ。自分は頭が良いか悪いか。美しいか醜いか。スマートかダサいか。勝ち組か負け組か。しかも、マインドセットがこちこちだと、敗者になったら最後、ずっと敗者のままでいるしかない。
当然、思春期の子どもの多くが、あの手この手を使って、学ぶのではなしに自我を守ろうとする。よく使われる手のひとつが努力をしないこと。
…こうした「努力しない病」は、思春期の子供が大人からの自立を主張する手段だと考えられているが、それは硬直マインドセットの子どもの自己防衛策でもある。

大人の側のマインドが問われます。

ほめるときは、子ども自身の特性ではなく、努力して成し遂げたことをほめる

また、「早くできたね!」「ひとつも間違えなかったね!」も危険。

すばやく完璧にできれば賢いと思われるのなら、難しいことには手をださないと考えるようになってしまうからです。

失敗したときの【しなやかマインド】の言葉かけ

●建設的批判:進歩をうながす前向きの批判を心掛ける

●優劣や善悪の判断を下すのをやめ、「今まさに学んでいる最中」なのだと導く

●子どもの興味や成長、学習意欲を損なうことなく、「ベストを望む」

どうせダメだとあきらめて、頭を働かせるのをやめる

子どもにとっても大人にとっても、不利益しかなく怖いことです。

『自分も学びつつ、学ぶ人を応援する』という姿勢でいたいですね。

新しい経験・学ぶことは喜び

新しい環境での経験、学びを喜びに変えて行動する『しなやかマインドセット』を育てましょう!

私、なんちきは、思い切って挑戦した児童養護施設の仕事を、たった半年で退職してしまった前科の持ち主であります。

それはもちろん、家庭の事情で万事休すとなった経過ではありましたが、心構えとして『しなやかマインドセット』を育てていれば、いくつもの踏ん張れる可能性があったのではないか、と今になって振り返っております。

子どもたち、お世話になった先生方との出会い、貴重な経験を無駄にせず、社会に貢献できる道にすすみたい。

最初は、労働条件からはじまった求職活動ですが、もう一度、一度離れた作業療法士としての真価が問われる精神科医療の領域で働く機会をいただけることになりました。

今日は、どんな学習と成長のチャンスがあるだろう

そう自分に問いかけて、どんなに落ち込んでも、「学びは喜び」と行動していきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆

追記:残念なことで話題になっているメンタリストDaiGo氏が良心的に配信されていた頃に一時、いわゆる弟子(・・;)だったことがありまして…本書は彼のおすすめとして購入した本であります。本書の価値はなんら変わらないということをあらためて確認しております。