現役女子高生Aboさんによる話題曲『うっせぇわ』は、YouTube動画で発表後、あっという間に広まり100万回再生された話題曲。
筆者は、2021年2月末までまったく知らず(・・;)
つい数日前に聴いたばかりの中高年です。
大人に嫌悪されていて若者に人気!なのかと思いきや、Yahoo!知恵袋には、若者からの「きらい」があふれておりました。
老いも若きも、この一年余り制限の多い生活の中を強いられている中で、若者の間で賛否が分かれていることがおもしろいと思いました。
この記事は…Aboさんの『うっせぇわ』について
中高年の自分が惹かれた理由
大人ではなくむしろ若い世代に「嫌悪」されているのはなぜ?
うちの10代の感想は?
等々をつづった、生活雑記です(^^)/
『うっせぇわ』は若者を安易に代弁した歌ではない
アラフィフ(母)の率直な感想
というのが、聴いてすぐの率直な感想でした。。
うっせー、うっせー、うっせーわ
このさびのフレーズは絶妙に頭に残るし、言葉遣いとしては「汚い」です。
「愚痴・他責」の歌詞内容等々、批判は当然あるでしょう。
全く気にならないとは言いませんが、あくまでも音楽としての表現です。
現実には「賢く、そつなく」ふるまっている(ふるまうことをよしとされている)若者の気持ちが歌われているんだな~。
若者じゃなくても、酒の席でお酒つぐのは嫌だ!わかる!
わかりやすく社会人の共感を得られる歌詞だと思います。
元々の音楽の好みは、フォークソングです(^^♪
邦楽なら、夫婦デュオ・ハンバートハンバートが一押し♪
歌詞より曲調、メロディーに惹かれることが多いのですが、『うっせぇわ』は、作詞作曲は20代男性syudouさんによるボカロ調。
ボカロは本来、特別好きでも嫌いでもありません。
ABoさんの歌い方、声とも、上手で良く歌いこなせてるなぁ~。
椎名林檎さん風でいいな~。
というのが歌声・メロディーに対する感想です。
この曲を知ったきっかけは、Twitterトレンドになっていた『うっせぇわ』についての同年代女性による記事を読んだことでした。
「不快感と、重めの“中二病”を感じた」
「心の中でいきってて、可哀想」子育て中のママは「教育によろしくない」と眉をひそめ、大人たちは「調子に乗るな」と否定的。皆さん結構イライラしているようなのだ。
ええ~、なんで? なんで? すごくいい歌詞じゃんと、当方、不思議でたまらない。だってこれ、私のような50代中年だって心に沁みる。…この歌に対し「今の時代を生きる若者の閉そく感が反映されている」といった好意的な意見を聞くと、いやいや、若い子だけじゃないよ、50代のおばさんもわかるぜよ、と言いたくなるのだ。
例えば、最初のほうの歌詞。
ちっちゃな頃から 優等生
気づいたら 大人になっていた
ナイフのような 思考回路
持ち合わせる訳も無くそうそう、いい子でいなきゃと思っていた。家でも学校でも。協調性があって素直で真面目な子が好かれるんだもん。「女は短大に行け」って言う親に必死で頭を下げて大学行ったよね。当時は「#me too運動」なんて妄想さえしなかった。
そう。人によっては老いも若きも共感できる歌なのだ。「『うっせぇわ』は子どもに歌わせない」という親たちに伝えたいこと/島沢優子より
若い世代に嫌悪されている理由は「中二病への共感羞恥」?
Yahoo!知恵袋には、それこそ中高生と思われる若者からの、「自分はきらいだが、なぜ人気になっているのか?」を問う質問があふれております(・・;)
辛辣なQ&A一例…
質問者うっせえわ って曲あるじゃないですか。あれって何が良いのですか?ベストアンサー
メロディはまあ割と中毒性ある感じで好きな人は好きな奴だと思います。 後は、歌詞だからって言い訳して公然と汚い言葉を吐き散らせること。 としか思えないくらい酷い歌詞ですかね。 世の中の理不尽なルールの押し付けに憤ってる曲だ!って言ってる人もいるけど、「うっせえわ」だの「くせぇ口閉じろや」だの口汚く罵るだけでどこが理不尽を指弾してるの?って感じだし。 そもそもアレで挙げられてる"理不尽なルール"の例って酒注げだの領収書切れだの、令和の時代に平成すっとばして昭和ですか?って感じの消費期限切れの干物みたいなネタお出しされてもねっていう。 ぶっちゃけ私はどこをどう切り取っても全然共感できないんですね。"理不尽な大人のイメージ"っていうサンドバッグを延々殴り続けてるサムい奴って感じ過ぎて。 まず理不尽な事要求されたからって「うっせえわ」「くっせえ口閉じろや」「頭の出来が違うので問題はナシ!」って口汚く罵ってるだけの"私"が天才とか健康ですとか言われたって欠片も説得力無いんですけど?っていうね。 てか現代の代弁者とか、天才様が一体誰の何を代弁なさるんですかと。
中々に辛辣です。
加えて、多い回答は、「中二病」をこじらせた感じがいたたまれない、共感羞恥による嫌悪であるということでした。
恥ずかしくて聴いていられない。
となる若者が一定数いるようなんですね。
なんと(・・;)
わかりやすさに共感してしまった自分って。いやはや若者の気持ちは安易に「わかった」とは言えないのねと思った次第です。
ボカロ曲がきらいでないはずのうちの十代の反応は「×」
YouTubeで『うっせぇわ』ピアノバージョンも聴いてみました(^^)
これは「シャルル」、「夜に駆ける」などを好んで弾く我が子が好きに違いない!
…と、上記動画より楽譜を思いつきで購入しちゃうくらいに、『うっせぇわ』に惹かれていた私。
対して、ピアノ上に楽譜を発見した我が子の反応は…
という、つれない反応でした(ノД`)・゜・。
※最近、息子におすすめされた漫画『BEASTARS』が面白くって一気読み!いい気になってましたが…今回は見事にハズレ(・・;)
時代とともに生きるのが音楽
この曲ははたして、何年も人々の記憶に残る曲になるでしょうか?
どちらにしても、音楽を聴いて、歌って楽しめる平和が続きますように。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました☆