2022年も早3か月が経過!やはり「1月行く、2月逃げる、3月去る」ですね~と、これまで何人の方と話したでしょうか(^^;
2月、3月は我が子の大学受験、卒業、進学先の決定にハラハラ、ドキドキ、バタバタの日々でした。
そんな中でも、出会った本、助けられた言葉、出来事を振り返っていきたいと思います。
【備忘録】読んだ本のご紹介
読んだ本「通勤のお供」
一冊目はコチラ!
『京大現代文で読解力を鍛える』/出口汪 著
2月から3月、私学一般試験から国公立二次試験に挑んでいた我が子に触発されて手に取った本書。
2000年代に実際に受験でつかわれた問題文を抜粋。
カリスマ予備校講師、出口汪氏による作問背景、著者、書籍紹介により、「読解力」とは何かを語る内容構成になっています。
中でも、母親である野上弥生子氏が留学生となる息子にむけて書いた手紙『ローマへ旅立つ息子に』の「教養について」を語る一文が素晴らしく心に響きました。
教養とは、知識が単に知識として遊離しないで、総合的な調和ある形で人間の生活の中に結びつくことです。
…働いても働いても食べられないというような人間をなくすばかりでなく、耕地で土塗れになったり、工場で綿埃をあびたりしている男たちや女たちが仕事着を脱いで一服つける時には、どんな高い知識や文化についても語り合えるような教養人になってこそはじめて立派な進歩した社会といえるのではないでしょうか。
『ローマに旅立つ息子に』/野上弥生子 より
二冊目はコチラ!
『おっさんの掟』/谷口真由美 著
別の書籍を買いに、新書コーナーへ→たまたま出会っての購入です。
父親が高校ラグビー好きで、野球やバレーについで観戦馴染みのあるスポーツ。
という言葉通り、公平な進歩的なスポーツのイメージがありましたが…重鎮の真逆イメージもあり(・・;)
「女性をとりあえず入れないといけないから入れました」という残念な状況の中で奮闘されたドキュメントを一気読みさせていただきました。
三冊目は…ずっと積読に「してしまっていた(^^;」片付け本!
『あなたの人生片づけます』/垣谷美雨 著
様々な年代の片付けられない人が、家族を通して片付け屋さんの「指導」を受けて、それぞれの人生を新たに歩んでいくオムニバス形式の小説です。
親子関係、結婚、老後と人生のライフステージの色々をのぞいてみるなら、垣谷さん!
子育てがあともう少しでひと段落。4月から大学に進学する子が社会人になるまで、あと少し。
手とり足取り手伝うのではなく、徐々に(もうちょっと大胆に?)子離れしていかねばな~と、人生の節目に立っているのを感じております。
私が片づけるのは「子離れに寂しさを感じている自分」かな~(・・;)
ともかく、一歩踏み出してみよう!というさわやかな気持ちをもらえる良本です。
心に残った出来事
一人っ子高校卒業→大学進学
高校2年生で行くはずだった修学旅行も、学校の伝統行事の「コーラス大会」も中止になりました。
熱心に活動していた部活動も公式試合は引退試合としても実施できず…なんとも残念な高校生活。
色々思うところはあったと思いますが、子供なりに前向きにとらえて、「自分のペース」にこだわりながらも、大学受験に泥臭く挑みました。
第一志望だった前期試験の大学合格発表の日…
コロナ禍のため大学キャンパスの掲示板ではなく、スマホから特設サイトで受験番号をスクロールして確認する形式です。
平日、訪問仕事に勤務中。
スマホに子どもからのラインあり。訪問終了後、自転車置き場で確認。
「落ちた」の一文を見て…
不合格のショック以上に、「第一志望に合格することだけ」を考えて、信じて、本人なりにがんばっていたことを十分に受け止めたうえで、どう励まして、たった2日後の後期試験に向かわせるか…
あの日の光景、自転車を押しながら話したこと、ずっと心に残るだろうなと思い返しています。
電話の向こうでショックを受けて泣いている我が子
「抜け殻」状態で後期試験に向かう姿
後期試験終了=受験終了、滑り止め私学への進学か浪人かで揺れた数日
後期試験の結果発表で安堵
バタバタと入学準備を駆け抜けた本日までの10日間
どれもこれもが、忘れられない親子の思い出になりました。
さあ、2022年度の始まりです\(^^)/
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆