2020年11月15日第156回日商簿記検定本番まで残り2週間となりました。
前回、6月検定試験がコロナ禍で中止となり、11月検定の申し込みについても、感染対策のため各地ともインターネット申し込みのみ、人数制限が設けられ、申し込み期間を待たずに定員オーバーとなった地域もあったようです。
そんな中、2020年9月18日には、コロナ禍の状況も鑑みて、2020年12月から簿記2級・3級検定にネット試験方式が導入されるということが発表されました。
受験生にとっては、受験機会が増えることになり「朗報」とも言えますが…
本来ならあったはずの6月検定が中止となり、早10か月。
毎日の勉強習慣と理解不足なところを「朝ツイートする」ことは継続していたものの、通信講座の映像講義と問題集を一通り終えた後、過去問の繰り返しという、3級時と同じパターンでの勉強方法で、完全に停滞期に陥ってしまいました。
【停滞の特徴】
✔試験時間「2時間」集中力が持たない
✔商業簿記も工業簿記も理解が薄く「問題と格闘」できない
✔過去問の解説を聞きながら追いかけて「解いて」わかった気、勉強した気になる
「あ~、税効果会計ね。…どうするんやったっけ?」
「満期保有目的債権は時価評価?取得価額?帳簿価額?…なんやったっけ?」
という具合に、「単語を聞いたことあるレベル」から全く進まない。
特に解説を見たり聞いたりしながら一緒に解くということで勉強した気になって、多くの時間を消費してしまいました。
繰り返し過去問をするために、写し書きしていた「勉強ノート」が何冊もあるのにです。
過去問の繰り返し、仕訳問題の繰り返し、だけではなく、もう一度、全分野の問題を一通りやってみることを決断。
本番前3週間を過ぎたところで、ついに!
予想問題に2時間格闘することができるようになり、ようやく、簿記脳が耕され始めてきたことを実感しております。
されど、本番まであと2週間!
合格70点の壁を超えるための「勉強」、本番までの記録!そして合格の結果について本記事で報告したいと思います!
※本番は2020年11月15日(日)です。合否結果は今後追記していきます。
【簿記2級】に必要な勉強方法とは何だったのか
簿記3級と同じ方法ではなぜダメなのか
3月~5月:映像講義+問題集1周に3か月近くかけてしまう(・・;)
元々、昨年、簿記検定受験を決意した際に、3級・2級合格パックというクレアールさんの通信講座を申し込んでおりました。
1年間の受講期間期限がちょうど2020年11月末となります。
あたりまえの話なのですが、簿記3級に比べ、工業簿記が追加される簿記2級は必要な勉強範囲が各段に広がります。
検定試験範囲全体を把握できた!という実感がなかなか得られず、時間が過ぎていきました。
検定予定の1か月前から「過去問」に取り掛かる
映像講義と問題集1周で検定試験範囲を網羅できたかどうか?
甚だあやしい状態のまま、3級受験の際と同じく、「過去問の繰り返しで問題に慣れることこそ合格の道!」と信じて取り組みました。
当然、自力で解けるはずもなく、過去問の解説動画を聴きながら問題を解くということを、1日1問(練習量が少なすぎる!!)。
やっぱり仕訳が理解できていないなぁと思っては、第1問仕訳の問題だけを取り出してしてみたり…。
6月検定が中止となった後は、毎日、簿記に触れるという習慣は継続していたものの、徐々にペースダウン。
7月~9月:過去問の繰り返しでは「理解/記憶定着」に至らない日々
そんな中・・・
簿記系YouTuberふくしままさゆきさんの動画には、今回もお世話になっています。
特に下記動画は、2級受験者必修です!
工業簿記シリーズは全て、更新と同時に視聴。
例題を解きながら、「なぜそうなるのか?」理解を深めていくことで、どちらかと言えば、工業簿記が「好き」にはなっておりました。
9月半ば~:「パブロフ簿記総仕上げ問題集」に取り掛かる
パブロフ簿記は、「解く過程の下書き解説」が最大の魅力です。
過去問分析から単元ごと、難易度、回答めやす時間、出題頻度をもとに重要度マーク「◎・〇・△」があり、優先度の高い問題、苦手な問題に集中して取り組むことができます。
という注意をよく耳にします。
もちろん、原点は「通信講座クレアールのテキストと問題集」なのですが…
3級受験時には、Twitterで出会った簿記講師アヤコ先生のマンガ簿記問題&解説と「かんたん!イラストでわかる簿記」ブログに大変お世話になりました。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
188問目「精算表(経過勘定おさらい2)」
昨日に続いて
経過勘定の精算表記入をおさらい😊
勘定の残高をどこに記入するか間違えないように‼️— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) November 1, 2020
すでに、11月本番が迫っていたのですが、もう一度、簿記2級の全範囲を把握するために「イラスト&手書き解説」に望みを託して、パブロフ流・日商簿記2級工業簿記総仕上げ問題集にとりかかることにしました。
【簿記2級】必要なことは全貌把握と苦手分野の繰り返し
まずは「工業簿記」を得意にしたい!
頻出問題2周目を終えたところで、「商業簿記」に切り替え!
とたんに、忘れている項目のあまりの多さに、これでは、どちらの理解もすすまないまま本番になる…と不安になりつつも、商業簿記を1周終えたところで10月半ばとなりました(1か月間問題集の繰り返し!)。
それから、万を持して予想問題(初見)を実施。
【変化したこと】
✔2時間の試験時間「格闘」できるようになった!
✔初見の問題で50点以上がとれるようになった!
✔何が苦手なのかがわかってきた!
何度もひっかかる「苦手項目」がわかってきたことで、「苦手分野」を集中的に勉強することが、次の得点につながるのを感じています。
総仕上げ問題集では、問題ごとに「目安時間」が設けられています。
時間をはかって行うことで、「理解度」が分かり、苦手克服につながります。
過去問を何度も解くのが勉強ではない
「過去問を何度も解くのが勉強ではない」上記、パブロフ簿記ブログ記事の言葉です。
工業簿記が追加されて各段に範囲が広くなるのが簿記2級です。しかも、近年改定が繰り返されており、過去問だけでは範囲を網羅することが難しくなっているといわれています。
過去問解説を追いかけて「解く」ことで何か勉強した気になって、かなりの時間をロスしてしまいました。
上記、パブロフ簿記ブログでは、テキストから順に問題集、過去問、予想問題の使い方、勉強方法が解説されています。
もしもこれから、簿記2級を学ぶならば、パブロフ簿記テキスト+総仕上げ問題集を使って、
が、検定のための実践的な独学の近道ではないかと思います。
パブロフ簿記ブログでは、超難問の「連結第4年度の無料講義動画」などの動画解説もあり、テキストの内容についての質問についても、著者が丁寧に解答してくださっている文章を読むことができます。
ミスノートで苦手・ケアレスミス克服
ケアレスミスは準備不足
合格した人は、「たまたま」ケアレスミスがなかったから合格できたわけではありません。ケアレスミス対策を終えた状態で本試験に挑んでいます。ケアレスミスを極限まで発生させないように事前に対策しているのです。
ケアレスミス対策はどのようにするかというと、自分のケアレスミスの特徴を知り、どうすればそのミスを防ぐことができるのか「具体的に」対策します。
ミスノートの作り方はこちら…
【簿記2級】合格目指して-最後まであきらめないー
今更ながら、簿記勉強界隈では超有名なパブロフ簿記・よせだあつこさんを、おすすめするという内容となってしまいました(^^;
【検定試験合格のための結論】
テキストは自分に合うものが一番。
あとは練習問題をミスなく時間内にできるまで繰り返すのみ。
本番までの残り期間(あと2週間をきりました)
✔「ミス」ノート=苦手克服+過去問・予想問題を集中して行っていくつもりです。
まだ一度も、初見で70点を取れたことがありません
簿記2級をとったところで実務で活用するわけではない。
元々細かい計算は苦手なのよね…等々、言い訳はいくらでもわいてきます。
時間は山ほどあったのに何してたの?と責める言葉も浮かびます。
言い訳をしても自分を責めても、時間は止まりません。
合格の道が見えてきたなら、やるしかない!
11月合格目指して、残りの期間あきらめずに挑みたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆