時の過行く速さに慄いて、こぼれおちていく記憶、積読の山、日々の足跡として備忘録を残しておこうと、先月【備忘録】第一号記事を書いてから、早一か月(^^;
今月も、人生を応援してくれた本、心に残った出来事を【備忘録】として記事にしておきたいと思います。
【備忘録】読んだ本のご紹介
読んだ本「通勤のお供」
●三千円の使いかた/原田ひ香
近所の紀伊国屋書店さんの平積みおすすめにて出会った本。
…三千円くらいの少額のお金で買うもの、選ぶもの、三千円くらいの少額ですることが結局、人生を形作っていく…。
『三千円の使いかた』より
語り手の大学を無事に卒業して社会人として独り暮らしをしているOL美帆が中学生の時に聞いた、祖母の言葉です。
第一話冒頭のこの言葉で、購入を決断。あとは、通勤のお供といいながら、帰ってからも止まらず2日たらずで一気読みしました。
お金は生活を便利にするツール。
それぞれの世代、ライフステージでのお金との向き合い方を考えさせてくれる良書です。
ちなみに、私の三千円の使いかたは…近所のスーパーで一通りの食材を気兼ねなく購入というところ(^^;
高3の我が子は…
でした(・・;)
●嚙み合わない会話とある過去について/辻村深月
この本も、オシャレなカバーと文庫版の初版限定しおりに惹かれて書店で購入。
誰もが過去を自分なりの解釈で、納得できる形に変えて記憶しています。
心を殺した記憶があった場合、心は非業の死を遂げて幽霊が生まれる。
噛み合わない会話と、ある過去について/あとがき 臨床心理士 東畑開人
多感な学生時代に心を殺さなければならなかった登場人物は、それぞれ原因となった対象者に、大人になって再会し、復讐とも言える態度で、対象者に向かい合う…。
どちらの立場にも単純には感情移入できない、人の複雑さ、怖さを感じさせる短編集なのでした。
●「違うこと」をしないこと/吉本ばなな
またまた、カバーデザインがかわいくて衝動買い(^^;
吉本ばななさんのエッセーです。
人は根本からは決して変わらないから、本来の自分を生きることが大切。
そして、人生はたぶん生まれた時の状態に意図的にだんだん戻っていく旅だと思うので、その人が本来の自分でいればいるほど、道は簡単になるんだと思う。「違うこと」をしないこと/吉本ばなな
文庫版では巻末「もっと教えてばななさん。」が加筆収録されています。
コロナ禍の読者の様々なお悩みに吉本ばななさんが温かく、力強く応えてくれます。
●僕の姉ちゃん/益田ミリ
こちらは、先日記事にさせていただきました。
イラストレーター益田ミリさんによるanan連載中の漫画「僕の姉ちゃん」シリーズ。
2021年9月に黒木華さん、杉野遥亮さん主演でドラマ化。
絶妙な配役でほのぼのオシャレに進むドラマ。ハンバートハンバートの主題歌もピッタリはまっております。
※もちろん、こんないい暮らし現実離れしてるぞ?世界が違う?…と思うところも無きにしも非ず…、想定読者ananならではと思えるとこもありますが、そこはドラマの世界でございます。
すべての若者に、これから巣立つ若者を持つ親世代にもおすすめのドラマ&原作漫画です。
【備忘録】心に残った出来事
試用期間3か月が経過しました
あっという間の3か月でしたが…いろいろありすぎ!?と思える濃さでした。
年齢関係なく新人期間として週1回フィードバックの機会あり、学習時間あり、一日の訪問件数も6件上限、月末書類も通常の4分の1にセーブしていただいて、何とかやっと仕事を覚えつつある3か月目。
大きな出来事が2つありました。
1つ目は、「あなたは嫌」「今は来ないで」との利用者さんからの拒否案件(:_;)。
人との関係にしんどさのある利用者さんとの関係なのですから当然、全員が通る道とのことなのですが…やはり、申し訳なさとあわせて、拒否されることはしんどいことです。
2つ目は、同期入社の1人が退職されました。
同期の方はサテライトへの配属でした。
実は同じく、サテライトへの応募だったのですが、新人2名は現場に負担ということで、1週間遅れで入社が決まった私の方が、新人研修期間のみ、サテライト配属を外れることになっていたのでした。
退職の理由は、想像以上にルートが厳しかった点(開拓中の地域であり、ルートが洗練されておらず、多くの時間が移動に消える辛さがあります)で、体力的にきついこと。
※作業療法士と違い、看護師さんは、職場に魅力を感じなければ、もっと条件のよい職場はある意味選び放題。我慢する理由がないというのも早い決断の理由と思えます。
残念ですが仕方ありません。
試用期間、新人研修期間は残り3か月。
今のところは、拒否に向き合い、ルートの厳しさ、試用期間終了後サテライト配属になることも含めて、何とか踏ん張りたい、「きっと大丈夫」という気持ちです。
適応できなかった、あの苦しさに比べたら、もう逃げるのは懲り懲りという思いもあるのでした。
久しぶりの再会☆お茶時間を楽しみました
コロナ禍ゆえ、直接交流することができていなかった前職の同僚と約2年ぶりに再会。
楽しくお茶時間♪2年のうちに、元同僚界隈でおめでた婚♪(結婚も出産も諦めねばならない年代におきましては吉報中の吉報✨)がわかり、嬉しい再会のひと時でした。
つかの間の、コロナ収束期間で、妹と甥っ子たちや短大時代の友人とのランチも計画♪
このまま、健康第一に今を楽しみたいと願うばかりです。
2021年も残りあと1か月。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆