あっという間に秋が過ぎ去ろうとしております。
10月は、円安に驚き、落ち着かない政治情勢を憂いつつ、わずかな資産ではありますが、できる自己防衛手段は?と「不動産投資ってどうでしょう?」と考えている間に過ぎ…
現職場で1年を過ぎたところで、色々と思うところが出てきて、人間らしくストレスも溜まり、高額すぎる不動産より手の届きそうな物への欲求が花開いて、iPad miniの購入にたどりついたのが11月初め。
仕事では毎日使っているiPad(仕事では無印第7世代)ではありますが、自宅では放置に近く、YouTube視聴も電子書籍もiPhone(こちらは13 mini)で十分という感覚でした。
ところが!
iPad miniのタブレットらしい絶妙なサイズ感の虜になり、この記事もワイヤレスキーボードで(パソコンの目の前で汗)書いております。
前々回の記事で書いていたように、予算の都合上、納得の上でiPad mini第5世代を購入…したはずが…
『最新』『スタイリッシュ』の罠に見事にハマり、一週間後に2021年発売の第6世代に買い替えちゃいましたーーー!!
物欲に踊った経過と、今月も興味深く読んだ本、通勤のお供を備忘録として残しておきたいと思います。
【備忘録】読んだ本のご紹介
仕事関係で出会った本
●臨床心理士・信田さよ子氏の著書
私はなぜ、援助職を選んだのか?
そして、子どもに関わることにこだわり、情けなくも挫折しましたが、そもそもなぜ、「子どもに関わりたい」と考えるに至ったのか?
利用者さんとの関係性に、これまでも散々悩んで、いろんな経験をしていたはずではありますが、長年経験のある年長者、高齢者との関係では、自分はあまり心を揺らすことなく行動するということがありました。
一方で、今の職場の利用者さんの年齢層は幅広く、上は90代までおられるものの、20代、30代と若い方もおられます。
児童養護施設の子どもたちに揺れにゆれた自分が確かに存在していた。今の職場でも、厳しい生い立ちを背景にもつ若者と対する時に、心の揺れを感じ、適切な距離が取れていなかったのではと悩む出来事が続きました。
そんな時に先輩に紹介いただいたのが、臨床心理士の信田さよ子先生の著書
●『アディクションアプローチ』です。
古い本なんですが…と紹介してもらった本書は1999年出版。
紹介下さった先輩はまだ小学生にもなっていない頃。
私、すでに働いておりました(汗)
しかし、臨床心理の世界は、近いようで遠く、全く知らずにここまで来てしまいました。
家族支援に立ち入ることになってしまった訪問看護師さんの悩みに先生が答える対話形式で書かれています。
最後、相談者の看護師さん自身が自分の生い立ちを振り返っていく、その物語に、多かれ少なかれ、自分にも重なるところがあることに気付かされます。
物心着いた時に、自分の家族、父、母はどういう存在として目の前にいたか?もしくは、「いない」という現実があったとしても、その事実から逃れては生きられない。
「人を助ける」という100%良いこととされることに、「依存=アディクション」するということもあり得るのだと、はっとさせられます。
信田さよ子先生の、一番最近出された本も手に取っておこうと購入したのが新書
●『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』
こちらは、通勤のお供に読みましたが、語り鋭く、『家族』という言葉に込められた政治的意図、母親の支配と管理、社会全体に蔓延する「ソフトな自己責任追求」…
ああ、重い内容…となりますが、筆致鋭く明快で読み進めるには苦労しません(その後、考えることは増えます)。
ここでちょっと、軽く読める本。
●バカと無知/橘玲
好きなyoutuber岡田斗司夫さんが「とりあえず読んで」とお勧めされていた、橘玲さんの新刊『バカと無知』です。
軽く読めてしまいますが、内容はなかなか、なんとも言えない感じでして。自分は本書で語られている「バカ」に含まれるとも思えるし、知ろうとすることは続けようとも思うしと…
徹底的に社会的動物として誕生しここまで命を繋いできた人間には、『高感度の自尊心メーカー』が埋め込まれている…って著者らしい、うまい表現だなと思いながら、こちらもやっぱり考えさせられる本ではあります。
Amazonのレビューに、このうまい表現に一石投じておられる方がいて、自分の感性の鈍さ、浅はかさに気付かされ、大変参考になります。
私と同じく「参考になった」がたくさん寄せられていますので、本書も読んで、是非そのレビューも参考に読んでみてもらいたいと思います。
【備忘録】心に残った出来事
それはやっぱり、iPad miniに魅せられ、物欲に踊ったことです。
当初的には、円安の影響で10万円近くに値上がりしたiPad mini第6世代については、高スペックすぎて、持て余す。第5世代で十分と、アクセサリー類も含めて「予算5万円」と決めて物欲と折り合いをつけたはずなんです。
届いた、iPad mini第5世代はシルバー。好きなパステルブルーのカバーも準備しました。
白ベゼルと物理ボタンが懐かしいレトロかわいさに大満足♪
のはずだったんです…
なのに、「最新」の威力の恐ろしさよ。
散々、iPad mini第5世代と第6世代の比較動画を繰り返しYouTubeで観ては、自分を納得させていたはずが…
YouTubeにはそれを倍する、「iPad mini第6世代最高ーーー!」と絶賛する動画が溢れていて、つい目にしちゃうと欲しくなる(もう5万円までとか一旦我慢した時点で欲しくなってたのかな〜)んですよね。
すでに手元にiPad mini第5世代(以下、白ベゼちゃん)があるにも関わらず、白ベゼちゃんを使って、メルカリやヤフオク、中古ショップで第6世代(以下、ミニロクくん)を検索する日々が始まりました(不動産への意欲急降下)。
アップルペンシルは純正を手に入れるつもりはなかったのですが、手書き機能は使ってみたくて、まず手始めにマグネット充電ではないスタイラスペンを購入。
コツコツ音は気になるけれど、こんなに文字が書けるんだと感動。
そしたら、マグネット充電タイプが使いやすくていいやろうな〜とミニロクくんの推し機能が気になります。
白ベゼちゃんが手元に来てから一週間目の朝、初期販売価格より数千円だけディスカウントされた中古品のiPad mini第6世代256GBWi-Fiタイプ(色はスターライト)を発見!
アクセサリー類もできるだけ軽量なケースと、マグネット充電タイプの互換スタイラスペンをAmazonでゲットして、目の前に2台のiPad mini誕生。
そもそも、私のする作業に高度なものは全くないので、両者に約3万の違いがあるかと問われると…もう、最新を手に入れた所有欲以外ないとしか言えません。
夏に比べて冬のボーナスは「下がる」ことは確実だと、その点でも憂鬱な空気が流れる我が職場。
今回の買い物分くらいは出ることを願って、これまでiPadの機能をほとんど使えていなかった分、存分に使い倒したいと思います。
予算オーバー分、『ミニロクくん』楽しむぞ〜♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆