チャレンジ

物心ついた頃から「山派」で「山ガール」だった過去と”今”

※この記事は#3000文字チャレンジ企画に沿って、画像・装飾なし文章のみ約3000字で作成しています。

スクロールとともに、飛ばし読みで800文字/分で読んでいただいた場合、4分ほどで読むことができます。

すきま時間にお付き合いいただけると嬉しいです!

 

お題「山:やま」

 

今朝、ついにセミが鳴きだしました。

梅雨明けはまだですが、夏はもうそこまで来てます!

今年は、世界的にバカンスを楽しむ状況にはありませんが、通常、「夏休み」遊びに行くとしたら…

「あなたは海派?それとも山派?」

何とも幸せなこの問いに、一度は答えた事があるのではないでしょうか?

表題の通り、物心ついた頃から「山派」です。

 

なぜか?

 

真剣に考えたことがなかったのですが、このお題をいただいた直後から、なんでかな?と考えはじめて、「山ガール」だった過去までさかのぼってしまいました。

 

まずは「海派」と「山派」の違いから!

 

ものすごく感覚的に言えば・・・

✔「陰か陽」で例えたなら、「陰」が山で、「陽」が海

✔「内向的か外向的か」で例えたなら、「内向的」なのが山で、「外向的」なのが海

というイメージではないでしょうか?

自分だけの感覚では心元ないと思っていたら、面白い記事を見つけました!

 

☆BLUER[ブルアー]アウトドア&サーフィン波情報マガジンのコラム

『”山がもたらす効果””海がもたらす効果”同じ自然でも海と山が別物であるという話』より

 

同じ「アウトドア」といっても”山好きな人”と”海好きな人”はオーバーラップしないとのこと。もちろん、自然信仰の日本人は、どちらもきらいではないとことわりながら、

海が好きな人は、かなり若い人

という、なるほどの意見が提示されておりました。

「なぜか若者は海に行く」

そして、だんだんと年を重ねてくると「山登り」「登山」が好きになって…

キャンピングカーというアダルトな乗り物も登場。

「山」は「海」よりも”大人”が行く場所なのだと。

 

「海はエネルギーを放電し、山はエネルギーを充電する」

 

若者はあふれんばかりのエネルギーを発散させるために海に向かうのだ!

若さゆえ、生理的・必然的行動のあらわれなのだと説かれていました。

もちろん、40代、50代にも「海派」はおられます。

往々にして、サーフィンやダイビングなどを趣味として習慣化していることで、常に放電してストレスをため込まない。

ゆえに、精神的にも若さをキープしていて、年齢不詳の人が多いとのこと。

例えば…キムタクとかでしょうか(^^?

 

対する「山」は、疲労が蓄積してエネルギーをチャージしたい場合に、求められる場なのだそうです。

「山は不足するエネルギーを補給する場所」

40代、50代になったら、山に行って充電したくなる。

お遍路さんなど、信仰としての山登り「登拝」も、若者よりも中高年の姿が浮かびます。

 

確かに、また山に行きたくなっている自分がここにおります。

もちろん、「水着になれない」悲しい事実もあります(-_-;)

 

そのうえで、若かりし頃も明確に「山派」でした。

ヒャッホー!イエーイ!(掛け声が昭和)

夏を待ちわびて海にはせ参じる青春時代は覚えている限りございません。

「山ガール」という言葉がない時代から、「山派」であり「山ガール」でした。

 

最初に山に魅せられたのは19歳の夏

児童養護施設のボランティアとして、「剣岳」登山に同行したのがはじまりでした。

とにかく荷物・水が重かったこと、子どもたちの手前へこたれるワケにはいかずになんとか登り切ったこと、頂上でキャンプした時の「空一面の星」に感動したことを思い出します。

「魅せられた」なんていいながら、その後本格的な登山と呼べる経験はなく、21歳の時にお付き合いすることになった「元」ワンダーホーゲル部だったらしいお方と、以後数年、近畿地方のハイキングコースをあちこち登った記憶に辿りついてしまいました。

 

携帯を持ってる人と持っていない人がいた頃。

学生と短大卒業後先に就職してしまう環境の違いもあって、会う頻度は1か月か2か月に1回。

必ず「山」デート。

ケンカしてるときは黙々と歩き、時には口喧嘩しながら、山に癒され、ケンカがどうでもよくなり・・・といった感じのことを繰り返していたほのかな記憶。

山の良いところは、歩くこと、登ることだけで時間が有意義に経過するところ。

黙々と歩いているうちに、機嫌が直り、音痴な歌を交互に披露しながら、登ったこともあった気がします。

道中にある日帰り温泉や寺や神社にお参りするのも好きでした。

 

金剛山、高野山、伊吹山、六甲山、大和葛城山、犬鳴山…等々、関西のハイキングコースはかなり網羅していた記憶があります。

 

心が傷つかないように、前向きに過去が脳内変換されてる。

思い出せないことも多々あるな。

そんなことを思っていたら…

「読みたいことを、書けばいい」の編集者・今野良介(@aikonnor)さんが、ちょうど「過去」についてこんなツイートをされていました。

『…人生にドラレコがあったとして、その通りを時系列で語れる人はいないだろう。であるなら過去は変わる。誰もが過去を解釈して生きている。変えられるのは未来ではなく過去。それは絶望ではない。』

『例えば浪人したことを負い目に感じていたが、浪人時に気づいた世界史の面白さが仕事の役に立った。と感じるのは解釈だ。今の生き方で過去は変わる。…ドラレコ的人生が「真実」だとすれば、人は過去を語るときにウソつきになる。どうせなら自分が幸せになる嘘をつく。それが「編集」だろう。』

※続くツイート内容もとても実直でステキです。

 

「山ガール」だった過去は、貴重な20代、数年間を費やしたのちに失恋という結果で幕を閉じました。

自分が幸せになるように過去を解釈しているのだとしたら、

いろいろな矛盾、結局はそこまでのご縁がなかった過去を癒す効果が「山」にあったと思わせます。

苦い思い出も多々あり、細部は封印しておきたい。そんな過去であります。

今、断片的に思い出せるのは「山」の空気と森林の風景であることが救い。

 

また、山に登ってみたいなぁ。

そう思い始めていたら、あら不思議!

今月誕生日の妹と6歳の甥っ子から「一緒に、ハイキングに行こう!」と誘われました。

第二波の兆しがニュースを賑わせている現状、ハイキングを楽しむことは可能か?

調べてみたら、見つかりました!

Yahoo!ニュース・加藤智二氏(日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド・カメラマン)記事

『withコロナ時代、病気でなければ健康ですか?自粛で見失った健康習慣を取り戻す脳活ハイキングのすすめ』より

このご時世、「山歩きに行っていいの?」という読者のために、注意点を丁寧に伝えてくださっている記事です。

以下、一部抜粋・要約させていただきます。

☆:山への行き返り、電車などの交通機関や店舗など閉鎖的な空間ではマスクを着用する

☆:山道ではマスクは外してよいが、互いの間隔は1~2m空ける

☆:同居する家族以外では顔を向き合っての会話や食べ物の共有は避ける

☆:他のグループとは軽い会釈や挨拶にとどめておく

☆:やむを得ず、顔を向き合って会話する場所では、マスク・タオルバンダナを二重にして飛沫拡散を防ぐ

同じく紹介されている、日本山岳ガイド協会制作のYouTube動画「これからの山登り みんなで学ぶ安全登山」も必見です!

登山中はマスクをとってよく、熱中症に注意すること、マスクを触った手を消毒すること、ソーシャルディスタンスを保つことなど、映像で具体的に学ぶことができます。

例えば、登山前に行先の状況を確認し、公衆トイレが感染予防のため閉じている可能性もあるため、携帯トイレを持参すると安心だそうです。

 

妹は同じ関西圏在住ですが…「同居家族」ではないので、ぺちゃくちゃと向き合って大声でしゃべることは避けねばなりません(要注意(>_<)!!)。

 

ちなみに、旦那さんは「山派」でも「海派」でもない「超インドア派」。

「山も車で行けるとこまで行こう!」

「仕事でいっぱい歩いてるのに休日まで歩く気にならん!」というお人(-"-)

夫婦でハイキングはかなわぬ夢なのですが、やはり「山」に誘われているのでしょうか?

「車でキャンプ」にお目覚め中\(^^)/

互いの財布から出資し、ミニバン購入!

ゴソゴソと絶賛改良中です。

日本全国を車で回ろう!

それも、元気に体が動く今のうちに!という夢をあたためているところです。

 

最後に…

人はなぜ「山」に登るのか?

「そこに山があるからだ」

登山家・ジョージ・マロリーが「エベレストに登るのはなぜか」と問われて「(そこにエベレストがあるから)Because It's there.)」と答えた事が、日本語訳で名言として広まったのだそうです。

必ずしも、人生を重ねて発せられた言葉ではないということなのですが…

年齢を重ねて、再び「山」に誘われる理由は、「山あり谷あり」の人生を振り返ること、過去の解釈を赦してくれる「山」がそこにあるからだと思うのでした。

 

あなたは、山派ですか?それとも海派ですか?

 

以上、最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆

 

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key word :「山」
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