ジングルベール♪ジングルベール♪スッズが~なる~♪
楽しいクリスマスの時期がやってきました。
我が家は高校生男子が1人。
どうやら今年も、華やぐ予定はない模様です。
中学生になってからは、クリスマスツリーを出すこともなくなり、玄関扉に、おばあちゃんお手製のクリスマスリースを飾るのみ。
クリスマスは「フライドチキンとケーキをおいしくいただく日」と化しております(^^)
もちろん、我が子にも、サンタクロースの存在を信じて、プレゼントを心待ちに(時にはサンタさん宛の手紙を書いて)ワクワクと過ごしていた時期が確かにありました。
サンタさんからのクリスマスプレゼント✨は、
小さな子どもたちの”夢”
ですが、いつかどこかで、「プレゼントを用意してくれているのは親である」ということに気づく時が必ず訪れます。
すでにうっすらとは、気づいていたのかもしれない10歳のクリスマス。
小さな頃から大好きだった絵本に助けてもらいながら、「真実」を伝えたのでした。
助けてくれた絵本はコチラ!
※出版は1982年。ひょっとしたら読んでもらったことのあるパパさん、ママさんもいらっしゃるかも…
【本記事の内容】
●絵本『サンタクロースと小人たち』の魅力紹介!
●クリスマスプレゼント「真実」を知った子どもの気持ち
●クリスマス~存在を信じることの意味とは(名越康文TVより)~
【クリスマス】プレゼント「真実」の伝え方
久しぶりの絵本に「かわいい」笑顔を見せておりました(^^)
絵本『サンタクロースと小人たち』に助けてもらう
我が家は0歳の頃から、童話館ぶっくくらぶに絵本の配本をお願いしていました。
読み聞かせをしていたのは小学3年生頃までだったかな?
配本は毎月2冊。
全く手をつけないものもあれば、繰り返し、何度も読み聞かせリクエストのある、お気に入りもあり(^^;
『サンタクロースと小人たち』は、小さいさくらんぼ(5~6歳)コースの配本です。
歴代の絵本の中でもベスト10に入る、長らく読み聞かせリクエストに登場したお気に入りの絵本でした。
1.サンタクロースは存在するという確からしさ
サンタクロースが住むのは、フィンランドの山奥「コルバトントリ」
たくさんの小人たちと暮らすサンタさんの一年の暮らしが四季に合わせて伝えられます。
12月、冬のクリスマスにだけ「突然」あらわれるのではなく、一年の暮らしぶりをのぞいてみることができ、存在の”確からしさ”を伝えてくれます。
いろいろな種類のおもちゃを作る工場があり、世界中の子どもたちにプレゼントを届けるために一生懸命、小人たちが働いてくれている様子が描かれます。
2.小人の役割(プレゼントがもらえるワケ)
夏が過ぎ、秋…クリスマス前には…
3.プレゼントの舞台裏を知ることができる
クリスマス前夜、サンタさんが1人でそりに乗って世界中を飛び回っているわけではなく、小人たち、ジェット機からヘリコプターまで、総動員でプレゼントが各地に運ばれる様子が描かれています。
ファンタジーと現実を上手に行き来させてくれます。
クリスマスプレゼント「真実」を知った子どもの気持ち
世界中を見渡しても、日本の中でも、「クリスマスプレゼント」をあたりまえにもらえる子どもたちは、とても恵まれている。
現実は「不平等」であるということ、「もらえてあたりまえ」と思って育ってほしくないなぁという思いがありました。
その上で、ファンタジーを楽しむ、想像することの幸せは感じてほしい。
サンタさんを信じる子は、純粋でかわいいなぁとも思います。
もうそろそろ、どう伝えようかと思っていた10歳のクリスマス。
当時、子どもの欲しがっていたプレゼントは『ポケモンのゲームソフト』
私が用意したのは…
『快傑ゾロリ第50巻・記念フィギュア付き』でした(^^;)
クリスマスの朝
ツリーにかけた、靴下型のプレゼント袋は「箱型」にしっかり膨らんでいます。
子どもは、何の疑いもなく『ポケモンソフト』が手に入ると思ってワクワクして袋の中を確かめます…
中に入っていたのは…
ゾロリ!(T_T)
この時のことを覚えてる?高校生に聞いてみました^^
相当ショックをうけたようで、めちゃくちゃしっかり覚えていました(・・;)
ゲームソフトは、子どものおもちゃの中では高価格。
クリスマスからほんの1週間でお年玉がこれまた「あたりまえ」のようにもらえてしまう幸せな環境で育っている子です。
買ってあげられない経済事情ではなかったのだけれど、なんでも思った通りの物が次々と手に入る、というのは違うんよ~ということを、伝えたかったのでした。
※快傑ゾロリも好きなのは好きだったはずなんですよ^^;
サンタさんは小人の報告を聞いて、「親のできる範囲でプレゼントを買ってあげられるなら買ってあげてね」ってお母さんに伝えてくれはるんやで。
その時の親のできる範囲で。
クリスマスを楽しめること、プレゼントがもらえることに感謝してほしい。
結果は、なかなか強烈な思い出として記憶されていることが判明しましたが(^^;
今、笑い合いながら、思い出を共有できている点でOKとしておきます。
【クリスマス】子どもに信じさせることの意味
以前ご紹介した、「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」の著者、精神科医の名越康文さんのYouTube動画です。
【質問】
「小さな子どもにサンタさんを信じさせる意味は、親がかわいいと思う以外の意味はあるのでしょうか?」
意味には2つある…からはじまる名越先生の回答。
とっても興味深いので是非、視聴してもらえたらと思います。
人間は意味を付与する
いつか夢から覚めたとしても、それまでの「サンタを信じていた」という蓄積は確かにある。
ちなみに、昭和生まれの私自身のクリスマスプレゼントの記憶といえば・・・
母親が近所のヤマザキ(コンビニ前夜の何でも屋さん)で、長靴お菓子を購入。
きょうだいそれぞれの学習机の上に、「お菓子おいといたで~」とわざわざ宣言して用意してくれていた、というのが最古の思い出です(^^;
サンタさんが運んで来るという演出は皆無。
はじめっから、プレゼントはお母さんが買ってくれた長靴お菓子一択だったのでした。
子どもたちの豊かな心の世界を育む、クリスマス絵本♪
『サンタクロースと小人たち』
手に取ってもらえたらうれしいです☆