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【書籍紹介】人生のピークを90代にもっていく!

こんにちは、なんちきです☆

一度きりの人生、悔いのない幸せな人生にしたい\(^^)/

今回は、何歳からでも人生を幸せに生きる秘訣を教えてくれる、とっておきのおすすめ本

枝廣淳子さんの「人生のピークを90代にもっていく!」から学んだことを紹介したいと思います!

人生を幸せに生きる秘訣

「人生のピークを90代にもっていく!」って、

読者さん
読者さん
えっ?90代まで生きる気なの^^?

…そうなんです^^;

一見して欲深く、そして潔く、「90代まで生きるのだ!」と高らかに宣言する、なんとも衝撃的なタイトルであります。

ちなみに帯は、早期リタイア、定年後の50代、60代にむけたメッセージが書かれているのですが…

年齢を問わず、人生の午前中真っ只中の方も、セミリタイアや自由な生活の実現を目指しておられる方にも、「人生を幸せに生きる秘訣」が詰まっています!

それでは、おすすめポイントを順に紹介していきます!

世界中の幸福度研究からの学び

著者の枝廣淳子さんは、2011年1月に、幸せ経済社会研究所を設立され、環境問題の解決にむけての勉強や研究・実践活動を続けておられます。また、幸せの国・ブータンの政府機関等、世界中の幸福研究の第一人者のネットワークに加わって、学んでこられた中で、

「本当に幸せな”人生の午後”を生きるには、どうしたらよいか?」のヒントをたくさん発見してこられました。

まず最初に、本書を通じて届けたいメッセージとして下記の3つを挙げておられます。

1つめは、「人生の午前中の義務(会社勤め、子育てなど)からリタイア(引退)するからといって、自分の人生からリタイアしないこと。」

2つめは、自分の外にあるものを追いかけて獲得することで満足するという「幸せの外部依存度を減らし、あるがままの自分に幸せを感じられる「幸せの自給率」を高めていくこと

3つめは、いくつになって革新し続ける、しなやかで生命力あふれる人でいること

1.自分の人生からリタイアしないこと

子育てからの卒業や退職を迎えた、60代前後の読者に対する呼びかけではあるですが、どの年代にとっても、「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」というスラムダンクの名言^^にある通り、人生の主役は「自分」、舞台に立ちつづけよう!というメッセージです。

2.幸せの自給率を高めていくこと

「幸せの自給率」という言葉は、本書を通じてはじめて出会いました。

「幸せ」を測る一つの指標に、内閣府の「生活満足度調査」がありますが、生活の満足度が幸せにつながっているとする場合、その満足・幸せは2種類あると、著者は語ります。

「欲しいものを手に入れた時の満足・幸せ」と「何もなくても、満ち足りていると感じる満足・幸せ」。

そして、日本語の「満足」を英語であらわす場合も2種類になるそうです。

”satisfaction””contentment”

日本語で「満足」というときには「サティスファクション」とカタカナでも使われる、"satisfaction”のイメージ、つまり「欲しいものを手に入れる」という幸せが多いのではと読者に問いかけます。

「昇進」や「新しいバック」、「愛の言葉」というような欲望を満たして満足を得る。つまり、”satisfaction”は「欲しいものを追いかけて獲得する幸せ」です。

対して"contentment”は、ただありのままで「これで十分だ」と思えること。つまり「足るを知る満足」「あるがままで、しみじみと湧き上がってくる幸せ」だとし、そのために、ものや人に依存するのではなく、幸せの自給率を高めよう!ということです。

3.しなやかで生命力あふれる人であること

「しなやかで生命力あふれる人」魅力的です*^^*

しなやかさと生命力は、思い込みや社会通念に縛られず、新しい考えにオープンで、常にチャレンジと工夫ができる人であることから生まれると著者は言います。

つまり、「創造しつづける人であること」がしなやかさと生命力の源になります。

そして、創造しつづける人であるために、「人生のピークを90代にもっていくプラン!」として、いよいよ本文スタート!

→ 早速、本書を読みたいという方はこちら!

 90代にピークをもっていくプラン

本文では、6章に分けて、90代にピークをもっていくプランが提示されています。

1.メンタルモデルをゆるめよう!
2.バックキャスティングでビジョンを描こう!
3.時間を味方につけよう!
4.成長し続ける力をもとう!
5.心をしなやかに保とう!
6.人や社会とのつながり方を見直そう!

詳細は、是非本書を手にとっていただくとして以下、私自身の学びをまとめてみました!

1.メンタルモデルをゆるめよう!

「〇〇とはこういうものだ」という無意識の前提をメンタルモデルというそうです。

私自身、めちゃくちゃ縛られていました(>_<)

「〇〇でなければならない」「〇〇ならできて当然」等々の固定概念に縛られて、チャレンジする前から不安になって身動きとれないことが昔も今もよくあります。

著者は、メンタルモデルの呪縛から自由になる秘訣として、「怒りの感情に注目」することと「いつものパターンに注目」すること、そして大事なことはメンタルモデルを「捨てるのではなく、ゆるめること」とのこと。

私自身は、怒りの感情に支配されやすい面がありました。「こうあるべき」という人への押し付けを手放す=ゆるめることで、ずいぶん楽に生きられることを実感しています。

2.バックキャスティングでビジョンを描こう!

「バックキャスティング」また、耳慣れない言葉ですが、現状立脚型アプローチである「フォアキャスティング」(これも難しい^^;)と対になる、ビジョンを描く際の考え方です。

フォアキャスティング:現状立脚型アプローチでは、現状の強みと弱みを分析して、そこから1年後、3年後のビジョンを描くという方法です。現実的で短期的な目標設定には有効です。これは、職場目標や個人目標等を立てたことのある方には馴染みのある考え方。

対して、バックキャスティングは、現状の強みや制約を脇に置いて、これまでに縛られない未来を描く方法です。「今の自分」にとらわれずに「妄想」しよう!「妄想」は自分を引っ張り上げる力になると筆者は語りかけてくれます。

自由にありたい自分を想像しよう!

doing「何をするか」ではなく、being「どういう自分でありたいか」からビジョンを描こう!

「価値観マップ」作成中の私、この考え方に出会って、とってもワクワクしております!

3.時間を味方につけよう!

著者は「自分の時間をプロデュースする生き方」へシフトしよう、として、2つの名言を紹介してくれています。

「その人がどういう人かは、その時間とお金の使い方を見ればわかる」

「究極の成功とは、自分のしたいことをする時間を自分に与える贅沢である」

そして、「生産的な時間」「感性と喜びの時間」「社会のための時間」という3種類の時間の配分をプロデュースするヒントを提案してくれています。

人生の残り時間をあと何日と数える生き方より、一日一日を「これでよかった」と自分の腑に落ちる時間として過ごしたい、今日という一日を過ごせることが幸せと思えるように生きていきたい、とあらためて思います。

4.楽しく成長し続ける力を持とう!

「人は何歳になっても成長する」

人生の午後の成長は、前半の発達や成長とは中身が異なります。「どれだけ稼げるか」「どれだけ持っているか」という量的な拡大から、「どれだけ自分の腑に落ちる人生を生きているか」という質的な成熟が鍵になります。

また、もう少し先のことではありますが、発達心理学上の「成熟期」である65歳以上は、私は私でよかったか?という問いへの答えを模索する時期なのだそうです。

「私たちはだれもが、生きてこなかった自分を持っている」心理学者/ユングの言葉

私は私でよかった!という人生であるために、今・ここに100%集中しよう!

人生の午後こそ冒険しよう!

そのためのヒントとして、「やりたかったけど、これまであきらめていたこと」に挑戦してみること、新たな学びの場に参加してみること、そして「発信者となる」ことが、自分を成長させる大事なポイントになると提案されています。

発信することで、学びや思索を自分のものにすることができる、と同時に社会のためにもなる、ブログやTwitterなどのSNSでの発信もあり!というわけで、早速チャレンジしてみているのが私です^^

5.心をしなやかに保とう!

何が心にハリと潤いを与えるのでしょうか?その一つは「心の満足感」と著者は語ります。「ああよかった!」「できた!」という感覚です。

そのためのヒントとして、やると決めた「小さいこと」を確実にやることを提案してくれています。”玄関の靴をそろえる”など、ほんの些細なことでいい。自分の中で決めて、できたことを少しずつ積み重ねていくことだそうです。

そしてその中に「やらなきゃ」と気になっていることを少しずつ混ぜ込むことでストレスを減らし、自分に自信が持てるようになってくるとのこと。

その他、1日に一つのありがとう探しや美しいもの探し等、心をしなやかに、魂が喜ぶ時間をもつヒントがたくさん紹介されています。

昔、保育園への送り迎え、自転車に乗りながら、子供と「ニコ探し」という遊びをやっていたのを思い出しました。工事現場の看板やペットショップの看板等、笑顔のイラストを見つけては、「工事現場ニコや^^」と満点笑顔の我が子・・・幸せな時間でした。

ここしばらく、忙しさで忘れていた、幸せのヒント思い出させていただきました。

6.人や社会とのつながり方を見直そう!

学校や会社等、すでに存在している人間関係の中に「入れられる」ことの多い人生の午前を経て、人生の午後にさしかかると、自分の人間関係を自分でプロデュースできる!と著者は言います。

基本は「自分の足で立つこと」

「〇〇会社の課長」「〇〇ちゃんのお母さん」というような組織や役割との関係での自分ではなく、「自分とはだれか」を組織や他の誰かに依存せずに自立することが大切です。

いろいろな世代の友人をつくり、思いの重なる範囲でつながること。

そのために、自分がやりたいと思うこと、楽しめることで、まわりや社会の役にたつことを探したり、試したりすることをいくつになっても続けよう!そうすることで自分の芯がつくられていく、自分の足で立つことができるのだということです。

自己実現の先には、もう一段階ある

「自己を超越し他人やコミュニティの発展を願う欲求である」

欲求の5段階説/マズロー晩年の言葉

「60代、70代、80代のほとんどの人は、死を恐れてはいない。彼らの最大の恐怖とは、自分の人生に意味がなかったのではないか、という恐れだ」

ディック・ライダー

社会での役割を果たしたいというのは、人間の根本的な欲求です。

人生の午後まで無事に辿りつけたことに感謝し、今度は自分が社会に恩返しをする番。人のためにできることをしよう!という呼び掛けです。

どんな小さなことでもいい。身の回りや社会の中で、困っている人がいたら、できることを探して、少しでも実際の行動につなげよう。地球の持続可能性のために、自分ができることをお返ししよう。

未来の社会への恩返しが、自分の人生を意味あるものにする秘訣。リサイクルを意識する、必要なものだけで暮らす等、ほんの小さなことからでも、はじめてみようと思っています!

*まとめ*

90代まで生きる気なの?欲が深い^^;

これがタイトルを読んだ時の最初の感想でした。購入する気になったのは、枝廣さんの著書「朝2時起きで、なんでもできる!」を、15年前に地元に戻った時に読んだ記憶があったからでした。

朝2時起きで、英語を猛勉強!家事・育児もこなしながら、通訳デビューを果たされるというスーパーな本なのですが、実践時の著者と同年代の当時の私は、今の仕事と違う道もあるかもしれないと著書を手にとった記憶があります。

結局、2時に起きることは当然できず^^;、食べていくのに最適解の今の職場に転職し、ぼちぼちと子育てに仕事にと生きてきたのでした。

人生の折り返しに、再度、著者の本に出合ったのも何かの縁と手に取って、すっかり人生バイブルとなりました。

幸せの秘訣は【今を大事に生きること】

「人生の午後」と題していますが、いくつからでも、今日という一日がいとおしく、幸せ思えるヒントが詰まっています!是非手にとってみてください!

今回のおすすめ書籍

最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆